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こちらは 数年前に訪れた 福岡の商業系複合施設"キャナルシティ博多"です。 どうです、この大胆な色使い。 特に この赤! この 赤の空間 に踏み込んだ時の第1印象は、'こんな所にいたら 頭がおかしくなるのでは'というものでした。 ところが、 意外と長時間いても平気です。 むしろ、妙に 落ち着きさえ感じました。 なぜでしょうか?
同施設のHPによると、'施設の主要色には、着物などに使用される 日本古来の伝統色が 使われています'、とのこと。 古来の色は、植物から抽出される 染料 による色であることが多いのですが、 それらは 自然界に由来し、また 何世代にもわたり見慣れた色であるがために、 好ましい色として 遺伝子レベルで記憶された色なのです。(・・・少々誇張かも?) だから、この施設の色は 化学塗料による 一見 派手な色彩構成でありながら、 それほど違和感がないのですね。
もっとも、このような華やかな色彩空間は 商業施設ならではのもの、 ということは言うまでもありません。
では、話を守備範囲の住宅に移してみましょう。
私ども ハウジーホームズの家は、その多くが 外壁にALCを使用し、 塗装による仕上げ(いわゆるペンキ塗り)となります。 ですので、塗料として存在する色であれば、どんな色の家とすることも可能です。
'ならば、せっかくだから 大好きな○○色にしよう。'とお考えになるのは ごもっともですが、 ・・・ 少々お待ちください。
ここで ご注意いただきたいのは、色は 隣り合う色によって、生かし合うこともあれば その逆もある、という点です。 せっかく 好きな色の家にしても、周囲の色彩環境によっては その中に埋没してしまったり、 逆に妙に目立ちすぎて浮いてしまったり、隣の家と ちぐはぐな感じになってしまったり・・・ これに対し、第2・第3候補の色であっても、周囲の色と生かし合うことによって、 予想以上に"いい感じの家"になることもあるのです。 住宅は個人の所有物ですが、その外観は 地域共有の財産でもある、 という考え方が 近年 主流となりつつあります。 ただ単に 好きな色 ではなく、どんな色を選べば"いい感じの街並み" (落ち着いた街並み、適度な明るさと変化のある楽しい街並み・・・など)になるのか、 といった選び方が、理想の家を作ることにも繋がるのではないでしょうか。
というわけで、家作りを ご検討中の方、および関心をお持ちの方、基本的な色彩理論を 理解されておくことを おすすめします。 効果的な配色、配色の注意点や、色の性質など・・・ 書店やネットでも情報は入手できますし、それほど難解な話ではありません。
では、また。
(まどらー杉山)
★ おまけコーナー(色に関する注意点の付け足し)
☆ 写真の色は 実物の色とは 多少 異なります。 ☆ 色は 光の種類(太陽光、白熱灯、蛍光灯など)によって見え方が異なります。 つまり、日中の屋外と 照明下の屋内とでは、同じ色でも見え方が異なります。 ☆ 色には その面積によって(小面積の色見本と実際の家とでは) 見え方が変化するという性質があります。 気になる方は、ネット検索で"色の面積効果"と入力してみてください。
えっ! ・・・ 話が チョー長い上に まったく色っぽくなかったって? ・・・ すみません ・・・ 次回はきっと!?
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